8話 出発

ちょいと間が空いて翌日。

「あんまり慎重に選ばなくても、武器なんて気分できめりゃいいのさ」

「まあ、そうだけどよ。俺としちゃ、その、アラライクスだっけ?そいつは

初耳でな。なんか不安なんだよ」

「アライクススだよ。…そうだな、言われてみれば俺も初耳だな」

サジェロとビットは、武器庫で相談していた。

なにせ参加メンバー全員が初耳ということで、どんな武器が効くかなどを

まったく知らないという状況だった。

「とりあえず、ガトリングでいいかな?」

「一斉掃射にショットガンもいいだろうけどなあ…」

そんな会話が30分。

2人の武装は下の通り。

ビット

・中型ガトリング「メテオブレイズ」

・軽量大剣

・推進グレネード射出型ロケットランチャー「RPG-7」

サジェロ

・制圧用ショットガン「ストーンブレイク」

・ドラムマガジン式大型ガトリング「ガジェットフェザー」

・劣化ウラン発射用中型ライフル「パレットライフル」

こんな所である。

「そろそろ時間だな」

「そうだな。とっととヘリにいかなきゃな」

さっさと武器庫をでる2人だった。


すでにデルタは武装の調達を終え、ヘリ内で待機…というか

あまりにも暇だったので眠りこけていた。

微かな寝息を立て、結構気持ちよさそうに寝ている。

やはりというか、なんというか、眠っている顔は可愛らしかったりする。

そこにバタバタと入ってくる足音に気付き、目を覚ますデルタ。

「いやーわりいわりい。遅くなった」

「…ふえ?今何時?」

思いっきり寝ぼけているデルタである。

「10:48。いつから乗ってたんだよ」

「あはは…」

鋭いサジェロのツッコミに、返す言葉を無くしたデルタだった。



  • 最終更新:2017-10-02 20:20:43

このWIKIを編集するにはパスワード入力が必要です

認証パスワード