ガンマ・ウラヌス
プロフィール
本名:ガンマ・ウラヌス
性別:男性
年齢:22
身長:177㎝
誕生日:12月9日
能力:「万物複製」
魔力変換資質:無し
好き:クラシック音楽、人間観察、美味い食事
嫌い:暑苦しい人、恋愛が題材の歌、不味いもの
解説
民間治安維持組織プロミネンスに所属する旅衛士として活動する、能力使いの男性。
かつてはスナイパーライフルを使って戦う性別不詳のキャラクターだったが、その後は大量の量産黒棒を生産するという役目を担う青年として、設定が変遷していった。
手入れされていない無造作な黒髪と、右が緑で左が赤というオッドアイが特徴。左手には能力の行使を円滑にするための補助用魔動機を取り付けており、その不思議な形がトレードマークとなっている。
性格
面倒臭がり屋、かつ興味のないことには徹頭徹尾無関心な冷血漢。一人称は「ぼく」。
普段から無気力な顔をしており、自分から何かをやるために進んで動くことは少ない。なので、活動的な暑苦しい人間は苦手。
美味いものや興味の湧くことには割と食いつくが、仕事以外の自分に無関心なことには徹底的に不干渉、無関心を貫く。
反面、仲間に対する信頼や愛情は人一倍強く、知った顔が傷つけられた時には、普段の冷血っぷりが嘘の如く激昂する仲間思いな一面もある。
人物
民間治安維持組織「プロミネンス」に所属して活動する旅衛士。
その性格上、普段はあまり旅衛士としての仕事を精力的にこなしているわけではないが、後方支援役としての実力はかなりのものであるため、プロミネンス側からの指示でよく他のチームの支援に出向いている。
プライベートの時は適度に人目を避けながら、ひっそりと美味い食事にありつける店を探してぶらついている。そのため、食通の間ではガンマの存在は有名になっているとか。
能力詳細
◇万物複製(マルチレプリジョン)
大気中の魔力と自らの内包する魔力を織り交ぜ、様々なものの複製を生み出す固有進化魔術。
ガンマが認知している物であれば、小さなネジから人を複製した人形、果ては飛行船まで作り出すことが可能。ただし作られたものはすべてレプリカであるため、何かしらの機構を備えていたり、魔術的な機能が存在していても、複製体に本物と同様の能力はない。
ガンマはこの能力を使って多数の剣や盾を造り出し、それを自在に操って戦うことを得意としている。
本来の戦闘スタイルは「人形を造り出し、それを使って相手を飽和殲滅すること」なのだが、現在は個人的な事情からその戦法を封印しているという。
▽人形複製(レプリドール)
人を真似た人形を生み出し、使役する。きちんと意識すれば精緻な特徴まで再現できるが、面倒臭いので造形はデッサンドールのようなのっぺらぼうで済ませているらしい。
▽武装複製(レプリウェポン)
自らの知る武器をそっくりそのままコピーし、自在に使役する。生み出した武器は自在に動かせるため、無数の剣をビット兵器のように扱うことも可能。
なお、あくまで複製のため、内部機構の存在する魔動戦機や拳銃などはコピーできない(しない)。よって、作られるのは必然的に剣や盾などシンプルで、かつ特殊な機構の存在しないものに限られる。
▽生贄複製(レプリスケープ)
自分や味方が命の危機に陥った際、寸分の狂いもない対象の複製を造り出し、スケープゴートにする。
流れ出る血や青ざめる顔など、ガンマの意思次第で自在に操れるため、場合によっては仲間の死を偽造することも可能。なお、逃れた仲間は転送魔術で回収する。
パラメータ
筋力:C-
守備:C
敏捷:B
体力:C+
技量:B+
能力:B
魔力:A+
総合:B
***
基本的に複製物の使役と狙撃による後方支援に徹し、時々高い魔力適性を活かした魔術による援護を行う後衛型。有事の際には魔術で仲間を救出する役目も担っている。
いくらかの自衛手段はあるものの、仲間たちに比べるとかなり非力で体力もないため、近づかれると弱い。
武装・所持品…
・魔動変換機ファルシュエン
左手に装備している、ガンマ専用のガントレット型魔動戦機。
直接的に戦闘に関わる武装ではなく、あくまでもガンマの能力を補助するためのものであるため、攻撃用の機能は存在しない。
手甲部分に取り付けてある二本の長いブレード部分から周辺の魔力を取り込み、ガントレット内で「取り込んだ魔力を自分の使いやすい状態に最適化」と、「ガンマの固有進化魔術行使のサポートを行う」という、他の魔動戦機には見られない機能を備えている。
魔動戦機ではあるが、何処で作成された者なのかは不明。魔力の最適化や個人専用のサポート機構という無二の能力は、一流の魔動機職人にも再現不可能な技術で作られている。
・魔動狙撃銃ホークアイIII(スリー)
戦闘用の武装として所有している、スナイパーライフル型の魔動戦機。
折り畳み式のバレルを有しており、持ち運びやすさがウリ。性能も一般的な狙撃銃と比べて申し分ない。
・魔動狙撃銃ガルム
戦闘用の武装として所有している、身の丈ほどの大きさを持つスナイパーライフル型魔動戦機。
2㎞先の標的にも正確に命中させられるカタログスペックを持ち、なおかつ対物魔動銃としての威力の高さを極力損なわずに完成された高性能モデル。通常の魔力弾や高圧縮魔力弾のほか、火薬を用いた実弾を扱うことも可能。
高性能な分、連射速度と取り回し性能に関しては最悪のレベルだが、ガンマはファルシュエンによる魔術を以て、大きな隙をカバーしている。
ちなみに作成者はデルタであり、「魔動銃の設計は初めてだったけど、自信の持てる出来になった」とのこと。
生い立ち
旧名ガンマ・リヴァイル。
実は元々は名の知れた旅衛士だったのだが、ある時のアクリス討伐に失敗した際、何かから逃げるようにプロミネンスを除隊して行方をくらましたのだという。
行方をくらましてから数年ほどしたのち、突如姿を現したガンマが名前を変えてプロミネンスに復帰。かつての性格は変えないまま、何かを探すように放浪の
旅を始めた。
主な人物関係
・デルタ
旅先で偶然チームとなったことがきっかけでできた仲間で、実施的な後輩(というか他の面々も基本的に後輩)。
仇討ちを目的とする彼のことを密かに応援している。
・アルファ
旅先で偶然チームとなったことがきっかけでできた仲間で、妹分的な存在。
年長であるガンマに懐いている彼女のことをなんだかんだ好ましく思っているらしく、時折一緒に行動することもある。
・ベータ
旅先で偶然チームとなったことがきっかけでできた仲間で、先輩兼弟分。
騒がしくて自己主張の激しい彼の性格は苦手だが、決して悪くは思っておらず、時々彼のノリに付き合うことも。
余談
・棒人間になると、黒い頭の棒人間の左腕に二本のブレードが書き足された格好になる。
・棒バト三作目を書いた当初は能力の設定などはなく、ただのいち支援兵に過ぎないという扱いだった。
後の作品になるにつれ、とある人の作品の影響を受けて大量の黒棒を出そうとした際「そんなに多いといちいち補充大変だな」という、設定に対する無駄な凝りが発揮され、彼が兵士生成の任を帯びることになった。
・最初に書かれた際、彼に誂えられたのはなぜか着物姿だった。
次に書かれた際にフード付きジャケットと粒子圧縮砲の雛型となった左腕のブレードが追加され、現在の服装の原型になったという過去を持つ。
シグマ・エクスリヴを含める初期四人組では唯一、改修後の服装がまともだった(苦肉の策ともいう)。
ベータ共々絵の練習台にされた際、ようやく服装の大改修が行われ、現在のものとなる。
・武装である「ファルシュエン」の名前の由来は、「ファルシュ(ドイツ語で偽物)」+「支援」。意訳すると「偽造品の支援」となる。
偽造品は「ファルシュング」と描くのが正しいのだが、語呂優先で縮められた。
- 最終更新:2018-07-07 23:12:03